仕事とは?
それは普遍的に「代わりにする事」だと考えています
自分でできてしまう事にわざわざお金を払う道理はありません
僕の仕事は広告写真の撮影です
広告主が世の中に伝えたいメッセージを写真の部分で「代わりにする」事です
ただ代行するのではありません
まだ形になっていないメッセージ(想い)を写真的な最適解として導き、形にします
メッセージの第一人称は広告主です 広告主が変われば、またその時々の伝えたいメッセージが変われば
当然その写真的な最適解も変化して然るべきです
僕にとってのプロフェッショナル「フォトグラファーシップ」とは
そうした千差万別、唯一無二であるべきメッセージに
幅広い写真の知識と技術をもって最適解を出すところにあると考えます
コピーに対して写真が、写真に対してコピーが、
時にそれらが上の句、下の句の ような関係にうまくデザインされた一つのグラフィック広告となる時は、
それを見た人に染み入り伝わるまでの「体験」さえ生み出します
写真単体での美しさとはまた違う広告ならではの、コミュニケーションとしての美しさがあります
職業としての、つまり広告写真家としてのアイデンティティ、個性は
写真という部分的なものにではなく、そうした最適解の導き方にあると考えます